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コロナ禍での花粉症対策

2023.02.23

「鼻水やくしゃみが出るけど、花粉症じゃなくてコロナの症状なの?」

「コロナの症状と花粉症の違いがよくわからない」

今年も花粉症のシーズンがやってきました。花粉症であれば薬を飲んで様子をみることもできますが、新型コロナかもしれないと不安に感じている方は多いかもしれません。

コロナに感染していた場合、人にうつしてしまったり、重症化したりするリスクもあるでしょう。

今回はコロナと花粉症との違い、コロナ禍においての花粉症対策についてご紹介します。

花粉症の症状

花粉症には、おもにアレルギー性鼻炎とアレルギー性結膜炎があります。代表的なのは、以下のような症状です。

  • 目のかゆみ
  • 鼻水・鼻づまり
  • くしゃみ

ほかにも、咳やのどのかゆみ、いがらっぽさなどが現れる場合もあります。

新型コロナの症状との比較

新型コロナと花粉症の症状を比較して、まとめてみました。

新型コロナ感染症の場合、37.5℃以上の発熱が症状のひとつです。花粉症の場合、発熱は比較的まれといえるでしょう。

また、鼻水の出方にも違いがあります。新型コロナになった場合は粘り気があって黄色っぽいのが特徴ですが、花粉症の鼻水はサラサラしています。


新型コロナ花粉症
鼻水・鼻づまり
目のかゆみ
くしゃみ
倦怠感
発熱
息切れ
味覚障害

花粉症と新型コロナが併発することもあります。

「目のかゆみや鼻水は花粉症だろうな」と決めつけないことが大切です。新型コロナ感染を疑う症状が出た場合、早めに地域の医療機関や保健所に相談してみてください。 

花粉症対策

コロナ禍における9つの花粉症対策をご紹介します。

1.早めに薬を服用する

コロナ禍では、電車内などでくしゃみをすると気まずい雰囲気になりますよね。早めにかかりつけの病院などで薬を処方してもらい、症状をおさえましょう。

2.必ずマスクをする

マスクは、必ずつけてください。くしゃみ1回で発生する飛沫量は咳の10倍以上、距離は2メートルも飛びます。

もし新型コロナに感染していた場合、まわりの人の感染リスクが高まるため、注意が必要です。マスクをせずに手で飛沫をおさえてしまった場合は、何かに触れる前にすぐ手指消毒・手洗いをしましょう。

また、マスクをすることで、花粉を吸い込む量を1/3から1/6に減らす効果もあると言われています。

3.顔に触らないように注意する

鼻をかむために顔を触ったり、目のかゆみでこすったりすると、手に付いたウイルスが体内に入るリスクが高まることになります。

むやみに顔に触らないように注意してください。

4.こまめに手指の消毒を

いくら気をつけていても、無意識に顔に触れてしまうことはあるでしょう。こまめに手指を消毒して、感染リスクをおさえてください。

5.部屋の換気は朝夜に

感染防止のためには、こまめに換気もしたいところ。「でも花粉が気になる」という方は、花粉の飛散が少ない早朝と夜の換気がおすすめです。

6.花粉情報を入手する

その日の花粉情報を日本気象協会のホームページなどでチェックする習慣をつけると良いでしょう。マスクやメガネを着用したり、外出をなるべく控えたりするなど、対策しやすくなります。

7.服装にも一工夫

外出するとき、髪に花粉が付着しないよう帽子を着用すると良いでしょう。また、ウールの素材は花粉が付着しやすいため、すべすべした素材の服を選ぶのがおすすめです。

8.花粉を残さない

帰宅時は服や髪をよく払い、うがいや洗顔をしてから部屋に入りましょう。理想的なのは、シャワーを浴びて洗い流すことです。花粉を持ち込まないようにすると、家での症状が軽くなります。

9.こまめに掃除する

部屋に入ってしまった花粉は、こまめな掃除で除去してください。空気清浄機の使用も効果的です。また、窓際には花粉が多く付着しているため、丁寧に掃除すると良いでしょう。

ご自身やまわりの大切な人を守るためにも、新型コロナ感染を引き起こさないようにすることが重要です。コロナ禍での花粉症対策は、例年よりも慎重に行いましょう。